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中学生 【名前】倉岡 利樹(くらおか としき) 【性別】男 【年齢】15 【職業】中学生 【口癖】「何みてんだよ?」 【好きなもの】ない 【嫌いなもの】アンブレラ、両親、この世の中 【信念】こんな世界どうでもいい 【性格】冷静沈着で残酷。大人っぽくて、基本無口。 【服装】 制服を着ている。 【備考】 両親がアンブレラ研究者で、アンブレラやウイルス等の事について教わっている。両親からは道具として扱われており、実験体になってもらったりウイルスの回収をさせられたりしている。その為、両親の事を異常に憎んでいる。学校では周りから「クール」だと思われていて、そこそこ人気がある。 【ステータス】 学力 ■■■■□□ そこそこ 魅力 ■■■■□□ オーラが出ている 勇気 ■■■■■■ パーフェクト 体力 ■■■□□□ 普通 攻撃 ■■■□□□ 普通 防御 ■■■□□□ 普通
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ドラマ名 Youtube 動画プレイリスト 【動画ランキングに参加】 ドラマ名Youtube 動画プレイリスト30話 20話 10話 リンク切れ報告 [部分編集] [部分編集] [部分編集] 30話 [部分編集] 20話 [部分編集] 10話 【動画ランキングに参加】 [部分編集] リンク切れ報告
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動画 概要 もとは「アニメーション」の訳語としてアニメーターの政岡憲三が考案した言葉。 現在は実写も含む映像全体(特にコンピュータ内で扱うもの)を意味する事もあり、FLA板ではFlash以外の動画形式を指す事の方が多い。ただし、GIFやPNGなどは大抵画像の範疇であると認識される。 しばしば作画と混同される事もあるが、大抵は間違いである。 詳しくは「作画」を参考されたし。 また、一般的なテレビアニメの制作においては、原画からクリンナップ・中割りされた絵、またはそれを描く役職の事を指すが、普通「動画を描く」と言えば、FLA板で言うコマアニメを描く事、アニメーションを制作する事をいう。 関連項目 作画 動画コンプレックス
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ログ・ホライズンでは特にことわりがなければ現実世界でのアカツキの近所に住む中学生のことを指す。大学進学間もないアカツキに告白して、中学生程度にしか見えないのかという熱が出るほどのショックとトラウマを与えた。 アイテム モンスター 用語 冒険者 システム サブ職業 召喚術師 地名 口伝 組織 クエスト 典災 職業 大地人 ゾーン 種族 妖術師 武士 守護戦士 神祇官 施療神官 暗殺者 古来種 盗剣士 武闘家 事件 吟遊詩人 特技 付与術師 森呪遣い 航界種 ダンジョン
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タイトル(コピペ用) テトリスDS ジャンル ジャンルその他 このページを編集 海外タイトル Tetris DS 発売日 2006/04/27 動画を追加 シリーズ TASVideosForum 現行最速 -表示 海外版 ここを編集 記録 01 17.25 追記回数 7138 Player 5z98qTHveupDQ5kL TASVideosページ http //tasvideos.org/2459S.html TASVideosStatus published 転載元 分割リンク マイリスト mylist/16430002 備考 Movieファイル 解説 海外版 ここを編集 記録 2 39.83 追記回数 - Player 5z98qTHveupDQ5kL TASVideosページ - TASVideosStatus - 転載元 - 分割リンク - マイリスト mylist/16430002 備考 Movieファイル 解説 国内版 ここを編集 記録 01 19.42 追記回数 - Player 5z98qTHveupDQ5kL TASVideosページ - TASVideosStatus - 転載元 - 分割リンク - マイリスト - 備考 Movieファイル 解説 その他 -表示 過去最速 +表示
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このページはこちらに移転しました 中学生のガキ二人にフルボッコされた 作詞/つまだ 女々しいね みっともないね 手を出さずなさけないね そう言い親父は喧嘩腰 「大人の喧嘩をみせてやる」 謝罪と賠償おいしいね 報復こええよ家出れねぇ
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中学生日記 ~未完成ストライド~ ◆j1I31zelYA ◆ そんな、わけの分からない理由で。 天野雪輝は走っていた。 幾つかのトレーニング器具が設置された、リノリウム張りの理学療法室を。 入り口の靴置場にあったシューズと、更衣室にあった体操服に着替えて。 ダッダッと床に音を刻みながら、壁まわりをグルグルと回っている。 ちょっとうんざりが入ってきた顔で、しかしムキになったように。 最初は軽いジョギング程度の走り方だったけれど、十週目を越えたあたりからしだいに息が上がり始め、今や首から上は汗でべっとりと湿っていた。 「アンタ、結局止めなかったんだね」 室内の入り口、シューズの履き替え場所近くの壁ぎわで。 綾波レイは休憩用のベンチに座り、越前たちとともに経過を見守っていた。 一周を走るごとに、越前がその左手にある数取器のボタンをカチリと押しこみ、周回を計測していく。 車いすをベンチ横につけたまま、秋瀬へと話を振る。 ちなみに、向かって左から越前、綾波、秋瀬の順に座っている並びだった。 「殴られるよりは、見ていて辛くないと思ったからね。 僕も一緒に走りたかったところだけれど、ちょっと血を流し過ぎたし」 「そうじゃなくて、天野さんが別れようって言い出しても止めなかったこと。 アンタのその怪我じゃ、人手は欲しかったはずだし」 秋瀬は残っている方の手を使って、越前から手渡されたスポーツ飲料にしきりと口をつける。 血量を失った分を、少しでも補おうというつもりらしい。 車を持って来たりと精力的に動いていたけれど、明かりのついた部屋にいれば、顔色がだいぶ悪いと分かった。 「確かに、彼のやり方はとても不器用なものだった。 我妻さんのことで雪輝君を信用できない人はいるだろうけど、それならそれで誠意を見せるべきだったね。 少なくとも、『いざとなったら対主催よりも由乃を優先するけど受け入れるのか』なんて聞くのは悪手でしかない」 「だったら」 「でも、雪輝君に釘を刺されたんだよ。『遠山の友達には全部をぶちまけてみたい』って。どう転んだとしても」 「…………」 「さすがに、あの時の君の答えしだいでは割って入るつもりだったけどね」 どう答えていいものか分からない風に、越前はふいと顔をそらした。 そんな彼らのいる前を、雪輝が恨めしそうな顔で見やりながら通過しようとする。 綾波はすかさず、用意していた清涼飲料水入りの紙コップを手渡した。 給水を怠らせるのだけはまずいと、越前に言われている。 ……何も知らない第三者が見れば、この四人はいったい何をしているのかと困惑するだろうが。 「弁護しておくなら、彼があんな言い方をしたのは、君たちへの負い目があったからだよ。 我妻さんが『雪輝日記』を持っている限り、雪輝君と一緒に行動するだけで危険が伴うからね」 なるほど、と綾波は頷く。 つまり、敢えて不穏当な言い方をして、見捨てることを示唆したらしい。 もっともな話で、『一緒にいるだけで、常に殺人鬼に命を狙われる。しかも居場所や動向がばれている』というハンディキャップは大きすぎる。 脱出派がひとまとまりに集合したりすれば、奇襲されて一網打尽にされるのが見えている。 かといって、あのまま気まずく別れてしまっても、秋瀬としてはまずかったはずだ。 越前が言ったように怪我のこともあるし、仲間を作ろうとしなければ、逆に『泳がせておく意味がない』と判断されて、すぐに襲撃されるかもしれない。 秋瀬が『グラウンド100周』を容認したのも、あのタイミングでの喧嘩別れはマズイという兼ね合いからだろう。 「それより。皆に会ったって話……聞きたいんスけど」 ぼそりと呟くように、越前が話題を変えた。 天野雪輝のこれまでの経緯を聞く過程で、秋瀬が越前たちの知り合いに会ってきたことはそれとなく伝わっている。 綾波としても、越前が知り合いのことを聞ける機会は欲しい。 碇シンジが放送で呼ばれて色々とあった時も、越前の知り合いの名前は呼ばれていた。 越前だって痛みはあったはずなのに、綾波を支えるために、知り合いのことを思う時間を奪ってしまった。 話が長くなるからと、秋瀬は越前から数取器を受け取る。 数える役割を交代して、切り出した。 「真田君に会ったのは、ゲーム開始から5時間ぐらい経過した頃だよ」 語られるのは、真田弦一郎という古風な中学生との出会い。 そして、月岡彰という、『手塚国光と出会った』少年――のような少女のような、との出会い。 最初に、月岡が手塚との間にあったことを語り始めたこと。 バロウ・エシャロットとの戦いで、命を救われたという告白のこと。 最後までバロウを救おうと諦めず、出会ったばかりの月岡に託して『柱』を示した姿は、月岡の価値観を揺り動かしていたこと。 月岡彰の経験した殺し合いの話を聞き、真田弦一郎から『反逆する』という意思を聞き。 そして、月岡は『新しい自分』になると宣言した。 「『過去に行った攻撃を、再び発生させる能力』のこと。 その情報をもって、彼に対抗する戦力をつくって欲しいこと。 そして、『お前たちが柱になれ』。 確かに、伝えたよ」 カチリと周回をまたひとつ記録して、秋瀬は息を吐く。 綾波からすれば、ただ言葉もない。 綾波レイから碇シンジを奪った少年は、越前リョーマからも大事な人を奪っていた。 越前にとっては既知だったのかもしれないが、閉じこめられていた綾波には初耳だ。 血のにじみそうなほど唇を噛んだまま聞いていた越前は、やっとというように声を出す。 「月岡ってひと、もう放送で呼ばれんだっけ」 「第二放送で呼ばれたね……真田君と一緒に」 それは、手塚国光が助けた命が、もう潰されたということ。 二人の宣言がどうであれ、夢破れたという敗北の証明。 「秋瀬さんから見て、その二人、どうでした?」 「どう、とは?」 「負けるはずなさそうだった、とか。逆に、危なっかしかった、とか」 「そうだね……」 カチリとボタンを押し、思い出すように目を細める。 「できれば後ろも見て欲しいな、とは思ったよ」 「後ろ?」 「新しい道を見つけたばかりで、前だけ見ていたという印象を受けたね。 もちろんそれは良いことだし、最後までそれを貫けそうに見えた。 危うさを感じたとしたら、それが正道だからこそだろうね」 正道に目が眩んでいるからこそ、詭道への備えは怠りがちに見えたということか。 月岡彰は、本来ならばそういう詭道こそに精通していたはずの少年だったという。 もし彼らにもっと時間が与えられていれば、正々堂々と戦わずに背中を狙う者の存在を考慮におけるような余裕が生まれ、その時こそ死角無しの布陣として成立していただろう。 「もちろん、勝手な印象だけどね」 「どうも…………続けて」 印象論で知り合いのことをとやかく言われた割には素直に頷いて、越前は促した。 「遠山君のことは、さっき聞いていたね。 跡部君とは、直接に出会っていないよ。 ただ、いちど遠山君たちと別れて間もないころに、彼の話を聞いた」 神崎麗美と、出会った。 その名前を出されて、越前の肩がぴくりと上下する。 カチリ、と周回を刻む音。 「時間から言って、君たちと神崎さんが別れた後、そして学校で雪輝君たちと接触する間のことだね」 秋瀬或に対して神崎麗美が言ったことはは簡略に説明されたけれど、およそ天野雪輝や越前らに話したことと同じベクトルの言葉だった。 ただ、新しく分かったのは、跡部景吾が首輪のことを調べて、それを手がかりとして残していたということ。 「腑に落ちないと言えば、首輪を透視して内部構造を調べたとか言っていたことだけれど……」 「跡部さんなら、できるから」 「君や遠山君を見た後では、『そういう世界なんだ』と思うしかないようだね」 左手親指でカチリと数取器をカウントして、人差し指と薬指で、補修されたメモ書きを持ち上げる。 そこには、診察室で待機する間に書き残したらしい秋瀬の手によるメモ書きも数枚加えられていた。 メモ用紙の下には、ツインタワービルから高坂が持ち出して、綾波が手渡した『未来日記計画』の書類も置かれている。 「彼女は少なくとも、跡部君たちと仲良くやっていたようだね。 メモを完全には処分しきれなかったのも、だからこそだと思う」 雪輝君まで煽ったことに腹が立たないでもないけれど、元をたどれば我妻さんのせいでもあると、走る少年を見て言った。 「でも、最後に菊地君といた時は、安らかだった……」 秋瀬にもすでに伝えたことを、綾波は口にする。 「そうらしいね。僕たちには伸ばせなかった手を、その少年は伸ばしたんだとか」 「あの時……」 言いかけて、越前は言葉を止める。 信じてもらえるか自信がないように躊躇い、顔を伏せて。 「あの人の声で、『救けて』って言われた気がした……」 「私にも、聞こえた。たぶん高坂君にも」 「なら、君たちは間に合ったということだよ」 「そうかな……」 越前の声は、彼らしくもなく自信がなさそうだった。 あったかもしれない和解が目の前で消えたことに、まだ思うことを残しているのかもしれない。 話を締めくくるように、秋瀬が続く経緯を話した。 「その後、僕は浦飯君たちと再合流して、レーダーから我妻さんを感知する。 常盤さんが『白井黒子』とか名乗っていたらしいことは引っかかるけど、また会ってみないことになどうにもならないだろう。 そして、学校方面へと進路を変えて今に至るというわけだね」 カチリ、とまた一周。 神崎麗美と同じ制服を着ていたことから、『白井黒子』が菊地たちのクラスメイトの『相沢雅』か『常盤愛』である可能性は高い。 『相沢雅』は第二放送で呼ばれたこともあるし、十中八九で『常盤愛』だろうと落ち着いた。 「僕が直接間接に動向を聞いたのは、その4人だね。 切原君という知り合いのことも、真田君から聞いてはいたけれど」 「あの人はあの人で不安かも。真田さんの名前が呼ばれたし」 話に区切りがつき、全員がそれぞれに分かったことを噛みしめる。 「どうもっス。皆のこと、話してくれて」 「僕としても、義理は果たしたかったからね。 それに、こちらこそツインタワービルのことや、会場の端に関する手がかりも得られたし」 車椅子の手すりに左手で頬杖をついて、越前はぼんやりとしていた。 綾波には疲れているようにも、思慮にふけっているようにも見える。 そんな顔のまま、吐きだすように言った。 「残していったものを貰うのは別にいいんだけど。できる範囲で、貰うけど。 それでも皆、死にたくなんてなかったと思う」 締め切られたカーテンの隙間から西日が差し、細い朱色の光線を室内に走らせていた。 陽が、まもなく沈もうとしている。 「部長は、後悔とかしてないだろうけど。 でも、生きて、プロになるって夢を叶えて、大人になりたかったと思う」 生きている越前が、そう言った。 生きている秋瀬が、答える。 「そうだね。色んな中学生に会ったけれど、皆が生きたいと思っていたよ」 中学生しか、ここにはいない。 出会った人物の話をするうちに、そのことは自然と分かってきていた。 東京の進学校に通っていたという、菊地とそのクラスメイト。 富山県の、ごくごく緩やかな校風の中学校に通っていたという杉浦綾乃。 使徒によって滅ぼされかねない都市で、それでも学校に通っていた碇シンジたち。 常識的に呑み込めない部分はあるけれど、それでも彼らなりの部活動に青春をかけていた越前たち。 平凡な生活をしていたはずが、突然に『神様』の主催する殺し合いに巻き込まれたという高坂たち。 高坂が出会ったマリリンや、何人も殺したというバロウのような、『能力』を持った少年少女たちにも、学校でクラスメイトと笑い合ったりしていたのかもしれない。 「何人かに、動く動機を聞いて回った。 答えられない人。ヒーローになりたい人。反逆者。意思を継ごうとうする者。 みんな、それぞれの世界を持っていたよ。好きな人と星を見に行くことも、その一つだね」 眼前を息を切らした少年が通過するのに合わせて、カチリとボタンを押す。 “願い”を認めてもらうための、変わった儀式だった。 「でも、いたんだ」 それだけの短い言葉に、綾波は右隣の少年を見る。 「みんな……ちゃんとここにいたんだ」 それだけ。 声が、感情の発露を堪えるように震えている。 みんな、いた。 その事実が、噛みしめるほど重要なことであるかのように、越前はもう一度繰り返した。 そんなに動揺すべきことだろうかと首をかしげて、そして思い出す。 綾波は、最初の放送よりもずっと前から二号機パイロットと遭遇していた。 しかし彼の場合は、遠山金太郎の遺体に出会ったのが最初だった。 次々に名前を呼ばれていった人々は、ちゃんとここにいた。生きていた。 それが、どれほどの重みを持つのか。 「越前君。私や、天野君に遠慮することは無いと思う」 彼が『それ』を堪えるのは、自分や天野雪輝が『それ』を持てずにいるからではないか。 そんな可能性に思い至り、綾波はあてずっぽうに言っていた。 言葉にしてから、不思議なことだと思う。 少なくとも出会った頃の彼は、自分のやりたいことをするのに、他人に遠慮を働かせただろうか。 「……俺、最初の放送の時に、もう済ませてきたから」 「理由になってない」 恥ずかしげに、しかし明確にうろたえつつ言い訳するのを見て、やはりと綾波は反論をふさぎにかかる。 カチリと、またボタンが押されるのを横目にして。 「碇君の名前が放送で呼ばれて、高坂君がいなくなって、分かったことがある」 「…………」 「『悲しい』って、とても辛いものだった」 それまで、誰かの生き死にの話で、壊れそうな思いをすることなんて無かった。 いざという時は、ほかならぬ自分自身が真っ先にそうなるものだったから。 「だから、それを表せない私の代わりに、それが出来るあなたにはそうしてほしい」 ……っ、と。 のどを鳴らすような音が、彼の口元から聞こえた。 数呼吸を挟んで、口が開く。 「高坂さん……いい人だったよね」 「うん」 ぽつりと、ぼそりと。 「アイツ……暑苦しいくらいに騒々しくて。 顔を合わせたら、いっつも『勝負だ』ばっかり言ってた」 いきなり、別人のことへと話題が飛ぶ。 しかし、誰のことを話しているかは理解できる。 碇シンジの時、高坂の時に、自分は彼からどうしてもらったのか。 それを思い出した綾波は、車椅子の手すりにおかれた左手に、自身の手を重ねて握った。 「うっとうしかったし……楽しそうに乗っかるのも何か気に食わなかったから。 いっつも……適当にいなしてきたんだけど……」 まるで、感情を呼び起こすための契機とするかのように。 声はどんどん、先細りするように小さくなる。 聞いて欲しくないのか、それとも、誰かに告げてしまいたいのか。 息のかかる距離で、綾波は、その懺悔を聞きとった。 「もっと……いっぱい、試合してやればよかった」 言い切るやいなや、越前の左手が右手をつよくかたく握り返してきた。 頭にある帽子は斜め前に深く被られて、綾波たちから表情の上半分を隠している。 かすれるような嗚咽の音が、帽子のツバの向こうから聞きとれた。 もしかすると、人前で落涙させるという行為は、いたたまれないことだったのかもしれない。 それでも越前は、よく表情の変化をごまかす時にするように、顔をふせて深くうつむくことはしなかった。 カチリと。 眼前を通り過ぎる、天野雪輝の『本気』を見届けるために。 頬をつたいきった涙をユニフォームに雫として落とし、それでも、走る少年に視線を向け続ける。 天野雪輝が顔を真っ赤にして、歯を食いしばるように、ただ走って行く。 綾波レイは、こんな時にどんなことを言えばいいのか知らない。 だから。 せめて、涙が止まるまで。 右手が痛いぐらい、我慢することにした。 泣き顔で顔を赤くする少年と、顔を真っ赤にして走る足を止めない少年。 ――がんばれ。 そんな言葉を、送りたくなった。 【回帰】 息が苦しい。 足が重たい。 心臓が爆発しそう。 顔が酸欠で発熱している。 全身がもう勘弁してくれと叫んでいる。 なんで、こんな思いをしてまで走ってるんだっけ。 今が何十周目なのか、もう雪輝はさっぱり覚えていやしない。 数えられなくなったというより、『あと78周……』など意識すれば絶望的な気持ちになってしまうので、 そのうち数えるのをやめたという方が当てはまる。 周回のカウントは、先ほど越前と交代した秋瀬がボタンを押しているので、まず不正はないはずだが、 その三人がふらふらの体で走っている雪輝をさしおいて、別の話題らしき情報交換で盛り上がっているのも恨めしい。 いや、理屈で考えればじっと100周分を待つよりもこの時間を有意義に使った方が今後の為になることは理解できるのだが、 人が未だかつてないほど走らされている時に……という感情論は止められない。 しかも命令した当人である越前は、なんか泣いてるし。本気を見せろと言ったのはお前のくせに。 しかも、女の子と手とか繋いでいるし。 嫌味か。元恋人から命を狙われている独り身への嫌味か! それでも、なぜか走っていた。 (まさか、『グラウンド100周』なんて答えるなんて……) 気持に収まりをつける手段として、危害を加えられることは覚悟していた。 しかし、まさか走らされるとは。 断りきれなかったのは、好きな人のために何でもできるなら、それぐらいできるはずだという安易な挑発に乗っかってしまったから。 そして、『本気を見せて』と言った声と顔に、こちらを侮ったり見くだしたりする感情が無かったからか。 走る雪輝を見定めることで、何かを変えようとするかのように。 (そっちに歩み寄ってやるから、僕もこっちに来い……って、ことなのかな……) 疲れた。しんどい。息が切れるなんて感覚ですら、長いこと忘れていた。 体を動かすなんて、まさしく一万年ぶりだ。 殺し合いが始まってからも何回か走ったけれど、逃げるためだったり、助けを呼ぶためだったりで、意識する余裕なんてなかった。 いや、一万年前の殺し合いでも、たぶんそんな風だった。生き残るために、殺すために、必死だった。 いつ以来だろう。 ただ駆けるために、走っているのは。 ――ちっぽけでも抗ってみるがいいさ。その想いが親父さんに届くように。 (そうか……病院とか、リハビリ室とか、懐かしく思ったわけだ) 父親が、見舞いに来た。 両親が離婚してから会いづらくなっていたから、親子で一緒に何かをするのは楽しかった。 体力測定の種目で勝ったら、願いを叶えてくれると言われたから。 母さんと再婚してほしい、と言った。 一万年経ってから思い返せば、じつに子どもじみた訴えだと分かる。 両親が離婚した原因も知らないのに再婚を要求するなんて、それこそ両親にのっぴきならない事情があったらどうするつもりだったのやら。 (実際、事情はあったしそのせいで後に父が死んだのだが) 雪輝自身も、最後に高台へと競争する頃にはそういったことを自覚していて、諦めかけていた。 ――抗い続けることで届く奇跡というのもある。 そうやってすぐに諦めるのがお前の悪いところだと、ある女性から指摘された。 しんどかった。苦しかった。もう無理だと思った。 でも、もしかしたらと、期待した。 今と同じように、赤く染まる夕陽を感じながら、走った。 ――ちょっとくらい辛いことがあったって、諦めるにはまだ早いねん。だいたい、そんな簡単に諦めるからジジくさく見えるんやで。 ――何が、『もう手遅れ』だよ。なんで、そこで諦めてんのさ。 精いっぱい頑張っても積んでいたのに。 どいつもこいつも、同じことを言う。 ――たいがいは届かないんだ。 嘘つき。 後に、同じ女性からそう言われた。 カチリ、という音で、また一周を重ねたのだと知る。 ゼェハァと、荒い呼吸がのどに痛かった。 顎をつたう汗が、体を流れきってリノリウムの床へと落ちる。 なんで、こんな汗を流してるんだろう。 走り切ったからといって、何かが変わるとは限らないのに。 由乃を迎えに行くための方策を考えるとか、すべきことはいくらでもあるのに。 あの時も、届かなかったのに。 再婚を考えると言ってくれた父親は、その為の資金を援助すると唆した11thに殺された。 喪ったものを取り戻したくて、生き返らせるために神様を目指そうとしたら、ワガママだと非難されて、由乃以外の味方がいなくなった。 誰も殺したくなんかないのを我慢して人を殺したのに、生き返るなんて嘘だった。 最後にただ1人だけ、失うまいとした最愛の人は、追いかけたら追いかけないでと拒絶した。 流れたものは戻らない。 一度流れた物はどんなに手を伸ばしても掴むことは出来ない。 部活動の練習で流した汗も時間が経てば消えてしまう。 流れた物は形を変えて残ることも在る。 流した汗は努力の結晶となり自分を成長させてくれる結果に変わる。 しかし、それでも、届かない。 目指した頂点を、輝く栄光を掴みとれるのは、ごく限られた人間たち。 努力すれば結果が帰ってくるなんて、夢見る子どもを励ますための方便だ。 流した汗は、報われない。 抗っても、奇跡には届かない。 それが世界だ。それが『願い』に狂った人間たちの作る世の中だ。 『願い』に狂った、大人が嫌いだった。 『願い』を勝ち取る力のない、子どもでしかない自分が嫌いだった。 頭がふらふらする。 苦い記憶ばかりを思い出す。 (なんだ……僕は、けっこう覚えてるんじゃないか) そんなことを自覚して、苦笑する。 まさしく、走馬灯と言うべきか。 滝のようにどころか、洪水のように汗が噴き出す。 誇張でも何でもなく『死ぬ』と思った。 さっきも水分補給をしたはずなのに、のどが渇いてヒリヒリする。 倒れる。倒れてしまおう。 だいたい100周って、1周が80m足らずだとしても8kmあるじゃないか。 いくら神様でも体はただの中学生なのに、はじめからそんなの無理だって。 カチリ、と音がした。 「あと5周!!」 耳朶をうつ越前の声に、え、と顔をあげる。 振り返れば、越前がいつの間にやら秋瀬から数取器を受け取り、手のひらをパーにして『5』という数字を示していた。 いつの間に。 『5』という数字に、頭が空白になる。 しかし、言われてみれば。 時間の感覚がなかった。 一時間なのか二時間なのか、放送はまだだから三時間はないはずだけれど。 越前たちがあれだけ話し込んだり泣いたり泣きやんだりしていたんだから、 それだけの距離を走っていてもおかしくない。 倒れこもうとしていた足が、次の一歩を踏みしめていることに気づく。 もう、走れない。そのはずだった。 でも、あと少しだけ。 100周のうちのたった5周ぐらいなら? いや、せめて1周でも、100周に近いところで。 乳酸のたまりきって鉛のようだった足も少しだけ軽くなったように感じられ、 そんな自分の現金さがおかしかった。 汗を流して、必死になっている。 生きている、そんなことを思う。 願ってもかなわないと、嫌と言うほど思い知らされた。 ならばなぜ、天野雪輝はまだ“願い”を持っている? なぜ、彼女のことを諦めない? 『……僕は――――"神様"なんだ』 『……あまのがかみさま?』 『うん、一応神様って事になってるんだ』 神様だと、自認することから始まった。 一万年ぶりに出会う、他者という存在。 誰かに見つけられて、嬉しくなかったと言えば嘘で。 そして、一万年ぶりに彼女を見つけた。 ユッキーと、彼女だけの名前で呼ばれる。 その次に待っていたのが、大好きな少女からの殺意を持った攻撃だった。 二度目のサバイバルゲームは、その手をつかみ損ねるところから始まった。 『大事なのは、天野がどうしたいのかってことやとワイは思うけどなぁ』 新たな友達は、最初からそう言っていた。 『何もやりたいことがないっちゅーんなら、ワイを手伝ってくれんか?』 その言葉に頷いた時、どこまでいっても甘さを捨てられない『天野雪輝』を自覚した。 そう、見捨てられないのが、天野雪輝だった。その相手を、一度でも近しい存在だと意識してしまったら。 9thには、最後までそのせいで怒らせた。 『すべてを救うのは無理だ』と分かっていても、『見捨てられない』と答えてしまう。 「あと4周!」 5周から、4周になった。 のどが痛い。汗でベトついた体が気持ち悪い。 それでも、また1周ゴールに近づいた。 『名前は我妻由乃。できれば止めたいんだけど……』 忘却したつもりだったのに、本当は少しずつ思い出していた。 前原圭一に話していた時には、もうすでに『殺したくない』と意識していて。 彼女のことを想うにつれて。 思い出を、人に語るにつれて。 そして、傍観者の神様ではない、ただの無力な中学生でしかない挫折を知って。 『せやけど、天野の友達は天野を探してたかもしれん。ワイはそのことを考えてへんかった』 日野日向に謝る機会を失ったことで、取りこぼしたものの重さを知った。 雪輝にも、助けてくれたかもしれない人がいたことを、思い出した。 『我妻さんの言葉だけじゃなく、僕たちの言葉にも耳を貸してほしかった。 ご両親が死んだ時だって、暴走する前に僕たちに相談してほしかった。』 過去に喪われた友達から、叱られた。 苦しかったけど、嬉しかった。 取りこぼしてばかりの子ども時代だったけれど。 裏切りと嘘に満ちあふれた世界だったけれど。 かけがえのないものも、たくさんあった。 『由乃の分まで背負えるなら、どんな罰も受けるって思ってたんだ。』 だから。 いちばん『大事なもの』を、選んだ時の気持ちを思い出せた。 「3周!」 足は、止めない。 ノタノタと間抜けにふらつきながら、息を荒くして進む。 きっと、傍目にもみっともないほどにボロボロだ。 それでもいい。みっともなくても、足掻かないよりはいい。 『一兆を超えて、那由多の選択肢があったとしても。 僕は彼女を愛してる。誰に文句も言わせないぐらいに、愛している』 やっと、戻って来れた。 時間がかかって、遠回りして。 記憶を風化させた“時空王”は、“天野雪輝”を、取り戻した。 「2週!」 越前が指をブイサインにして、ぐっと前に突き出した。 泣きはらした目が、それでも強い眼光を宿らせて、推し量るように見ている。 視線と視線が、すれ違う瞬間に交錯した。 走り切ったら山ほど文句を言ってやると、心に決める。 (本当に、しんどい……遠山も高坂も、こんなふうに走ってたのかな) そう言えば高坂も陸上部だったっけ、と余計なことまで思い出す。 『もっと、泣きそうな顔、しろよ……』 一万年前と、同じ痛みを味わった。 友達を殺した時に、泣いていたことを思い出した。 昔の友達から『泣け』と言われて、今の友達からは『笑え』と言われた。 『生きたかった、くせに!』 遠山金太郎にも夢があったように。 その中学生にも、『将来の夢』があった。 ――大きくなったら、私がお嫁さんになってあげる。 ――大人になったらね。 それだけの『夢』から、全てが始まった。 今になって思えば、お互いに『誰でもよかった』だけ。 お互いが、依存できる相手を探していたら、ぴったりはまった。 いびつな関係だったかもしれない。でも、ずっとそばにいてくれた。ずっと守ってくれた。 ずっとそばにいた。守るために、なけなしの勇気を振り絞ったこともあった。 守るために、死なせないために、必死だった。二人とも、ただの中学生でしかなかった。 あれが、彼と彼女の精いっぱいだった。 『誰でもよかった』は、いつしか『彼女でなければならない』になった。 『私ならそう言われただけで満足するかもしれない。 好きな人を殺さずに済んで、居場所をもらったまま終われるなら』 『好き』に自信のない少女と会話して、理解する。最後まで理解できなかった、最期の彼女のことを。 どうして、居場所をつくると言ったのに、死を選んだのか。 好きだから、殺せなかった。ただそれだけ。 言われてみれば、簡単なことだ。 三週目の世界に舞台をうつして殺し合いを始めてから、由乃はどんどん切羽詰まったようになっていった。 「あなたが好き。でも二週目には戻れない」と言い出した由乃は、雪輝を幻覚空間に閉じこめて隔離した。 きっと、あの時点ではもう殺せなくなっていた。 愛しているから、殺そうとした。愛しているから、殺せなかった。 愛しているから、愛すればこそ。 「ラスト1周!」 Question、あなたは、殺したくなるほど、誰かを愛したことがある? Answer、あの時の、あの子と、同じぐらいには。 理解できたからといって、どうにもならない。 どちらかが死んで神の座を譲らなければ、どうあがいても詰みだった。 ただ、ちょっとだけ後悔した。 (好きな女の子の気持ちが分からない、なんてのは……やっぱり、駄目だよなぁ……) たったそれだけの後悔が、違う選択肢を選ばせる。 (僕は、由乃に殺されない。もう、僕を犠牲にすることで解決したりしない) 抗いつづけることで届く奇跡もある。 走り続けるための言葉を思い出して、最後のピースがはまった。 また、抗おう。ただし、昔と今では違うところがある。 今度は、幸せにする名前に『天野雪輝』を加えたい。 由乃と『二人』で、星を見に行こう。 (涙も、笑顔も、由乃も、ぜんぶ取り戻す!) 天野雪輝は。 (僕は――!) 前のめりに、倒れた。 ◆ 【対話】 天野雪輝は、倒れた。 越前リョーマたちの、目の前で。 完走と同時に倒れた。 「よく頑張ったね」 秋瀬或が雪輝のそばにしゃがみこみ、危険な症状はないかどうかを確かめる。 あいにくと片腕だったので、ベンチへと寝かせるのは綾波が手伝った。 二人してどうにか、汗だくの体を綾波たちのいた場所へと横にさせる。 リョーマはその様子を車椅子から見つめ、さすがに申し訳なさを顔に出した。 「……怒らないんスか?」 「もし走る途中で倒れたら怒っていたけれど……その結果を見ればね」 秋瀬が見下ろすのは、越前の左手。 手のうちにある計測器の数字は、ぴったりと『90』をカウントしていた。 「ありがとう。雪輝君に歩み寄ってくれて」 「……あんまり足を酷使して、動けなくなっても困るから」 じっさい、ギリギリの見極めではあった。 ランニングでのへばり方を見ながら「この分では持たないな」と判断するのと、 「でも、走り切ったと思わせたい」との境界線を兼ね合わせるのは。 「でも、彼のことを認めてくれたんだね」 「『本気』は、見せてくれたから」 『本気』の何が見たかったんだと、言われたら困るけれど。 けれど、もう駄目だ限界だ助けてくれとボロボロの顔で、 それでも走るのをやめない姿を見た時だった。 高坂が、あれほどぼろくそに言っていたはずの雪輝を放っておけなかった心境が、分かった気がしたのは。 冷やしてある濡れタオルを取ってくると、秋瀬は運動室を出て行った。 「綾波さん……なんか、成り行きで協力を決めたみたいになったんスけど」 「構わないわ」 「一緒にいるとヤバい人に狙われるっぽいけど、それでもいい?」 「…………私、嘘をついた」 「嘘?」 「『碇君が死んだから、もう全部いい』って言ったこと。ごめんなさい」 「謝らなくても……」 「高坂君が死んだ時、悲しかった。だから、嘘」 「…………」 「でも、ちょっとだけ安心した。あなたたちを、碇君の代わりにはしていないって分かったから」 「そんなこと、気にしてたんスか」 「高坂君がいなくなるまで、分からなかった。だから、分からないのは、嫌」 「うん」 「理由は説明できない。でも、自然に『構わない』と思ってたから。 意味はあるかもしれない。自分で分かってないだけで」 「回りくどい言い方だけど、『Yes』ってことっスか」 「越前君こそ、どうして?」 「何が?」 「高坂君のこと、私を責めなかったから」 「神崎さんの時に、オレだけのせいじゃないって言われたし。だったらその逆もそうだから」 そう言えば、と気づく。 「勘違いされてたら困るから言っとくけど……バロウ・エシャロットのことは許してないから」 「そうなの?」 天野と我妻のことを容認したことで、バロウも似たような認識だと誤解してほしくはない。 「当然。部長を殺されて、神崎さん殺されて、高坂さんも殺されてんだから」 「でも、その部長さんが助けようとしてた……」 「だから困ってるんじゃないスか。綾波さんだって、碇さんのことがあるし」 「私も、許せない。まだ、菊地君から話を聞けてないけど」 「俺も、知りたい。アイツとは決着つけたいから」 「碇君がどう殺されたのか聞いたら、また殺したくなるかも……」 「その時は一緒に考えればいいし」 「うん、高坂君も、『仲良くやれ』って言ってた」 そう言われて、すごく気恥ずかしいことを言い残されたんじゃないかと気づく。 どう返せばいいんだろうと、完全に言葉に詰まった。 しかし、綾波が先回りして言った。 「じゃあ、今後とも『よろしく』」 ――よろしく。 確かに、自分がそう言った。 覚えていてくれたんだ、という感想が生まれる。 なら、返事をしなければいけない。 「……今後とも、『よろしく』」 こつんと、二人は握った拳をぶつけて重ねた。 ◆ 「あ、起きたんすか?」 「ん……おはよう、コシマエ」 「寝ぼけてるんスか? ってゆーか、その呼び方……」 「だって、遠山がずっとこの呼び方だったから……水、のみたい」 「はい、最後のペットボトル」 「どうだった?」 「殴られた方が、万倍マシだった」 「『もう駄目だ死ぬ』って気分になるでしょ?」 「なったよ。もう一生分ぐらい……で、すっきりした」 「したんだ」 「色んなことを、思い出したよ……」 「ふーん」 「ぜんぶ、思い出したんだ。神様になる前の、ただの中学生だった時のこと」 「バカだったこと。子どもだったこと。取りこぼしたこと。 でも、必死だったこと。がんばったこと。嬉しかったこと。辛かったこと。 友達のこと。父さん母さんのこと。敵のこと。恋人のこと。 初めて、人を愛したこと。ぜんぶ」 「やっぱり、記憶喪失を治すには体を動かすのが一番っスね」 「なんだよそれ……で、僕に何か言うことがあるんじゃないの?」 「我妻って人のことは許せない。けど、生きて帰りたいなら協力する。 こっちはこっちで菊地さんたちと合流するから、いつまで一緒にいるかは分からないけど」 「8キロかそこら走らせただけで、凶暴な女の子に狙われてもいいんだ。 僕が言うのもなんだけど、お人好し過ぎじゃない?」 「さぁね。危なくなったら、綾波さんと二人で逃げるかも。 ……天野さんは、これからどうするんスか?」 「やり直しが、したい」 「0から?」 「もう、0(チャラ)にはしない。 1から、やり直す。続きから始める」 「…………」 「何もできない“神様”じゃない。 ただの“中学生”だったけど、頑張ってた頃の僕を思い出したんだ。 なかったことにしない。全部、抱えて進む。もう絶対に忘れない」 「我妻さんが一番だけど、他の人たちも忘れない……なんか、矛盾してないっスか?」 「中途半端でいいよ。“抗って届く奇跡があるなら信じたい”。 これを否定したら、僕がしてきたことの全面否定になる」 「一万歳の“中学デビュー”ってこと?」 「学年は君より先輩だけどね」 ほとんど同時。 挑みあうように睨み合っていた両者の顔から、乾いた笑いが漏れた。 ◆ 独りぼっちだった“時空王”は、もういない。 ただの好きな人がいる“中学生”になった。 【G-4病院/一日目・夕方】 【天野雪輝@未来日記】 [状態]:発汗、疲労、中学デビュー [装備]:体操服@現地調達、スぺツナズナイフ@現実 、シグザウエルP226(残弾4)、 天野雪輝のダーツ(残り7本)@未来日記 [道具]:携帯電話、学校で調達したもの(詳しくは不明) 基本:由乃と星を観に行く 1:やりなおす。0(チャラ)からではなく、1から。 ※神になってから1万年後("三週目の世界"の由乃に次元の壁を破壊される前)からの参戦 ※神の力、神になってから1万年間の記憶は封印されています ※神になるまでの記憶を、全て思い出しました。 ※秋瀬或が契約した『The rader』の内容を確認しました。 【秋瀬或@未来日記】 [状態]:右手首から先、喪失(止血)、貧血(大) [装備]:The rader@未来日記、携帯電話(レーダー機能付き、電池切れ)@現実、セグウェイ@テニスの王子様、マクアフティル@とある科学の超電磁砲、リアルテニスボール@現実 [道具]:基本支給品一式、インサイトによる首輪内部の見取り図(秋瀬或の考察を記した紙も追加)@現地調達、火炎放射器(燃料残り7回分)@現実、クレスタ@GTO 壊れたNeo高坂KING日記@未来日記、『未来日記計画』に関する資料@現地調達 基本行動方針:この世界の謎を解く。天野雪輝を幸福にする。 1:天野雪輝の『我妻由乃と星を見に行く』という願いをかなえる [備考] 参戦時期は『本人の認識している限りでは』47話でデウスに謁見し、死人が生き返るかを尋ねた直後です。 『The rader』の予知は、よほどのことがない限り他者に明かすつもりはありません 『The rader』の予知が放送後に当たっていたかどうか、内容が変動するかどうかは、次以降の書き手さんに任せます。 【越前リョーマ@テニスの王子様】 [状態]:疲労(大)、全身打撲 、右腕に亀裂骨折(手当済み)、“雷”の反動による炎症(数時間で回復) [装備]:青学ジャージ(半袖)、テニスラケット@現地調達 リアルテニスボール(ポケットに2個)@現実、車椅子@現地調達 [道具]:基本支給品一式(携帯電話に撮影画像)×2、不明支給品0~1、リアルテニスボール(残り3個)@現実 S-DAT@ヱヴァンゲリオン新劇場版、、太い木の棒@現地調達、ひしゃげた金属バット@現実 基本行動方針:神サマに勝ってみせる。殺し合いに乗る人間には絶対に負けない。 1:休んだら、菊地と合流。天野たちにはできる範囲で協力 2:バロウ・エシャロットには次こそ勝つ。 3:切原は探す。 【綾波レイ@エヴァンゲリオン新劇場版】 [状態]:疲労(小) 、傷心 [装備]:白いブラウス@現地調達、 第壱中学校の制服(スカートのみ) 由乃の日本刀@未来日記、ベレッタM92(残弾13) [道具]:基本支給品一式、第壱中学校の制服(びしょ濡れ)、心音爆弾@未来日記 、隠魔鬼のマント@幽遊白書 基本行動方針:知りたい 1:休んだら、菊地と合流。天野たちにはできる範囲で協力 2:落ち着いたら、碇君の話を聞きたい。色々と考えたい 3:いざという時は、躊躇わない…? [備考] ※参戦時期は、少なくとも碇親子との「食事会」を計画している間。 ※碇シンジの最後の言葉を知りました。 Back 錯綜する思春期のパラベラム(前編) 投下順 Next それでも、しあわせギフトは届く Back 錯綜する思春期のパラベラム(前編) 時系列順 Next 最良の選択肢 君に届け(I for you) 天野雪輝 ぼくらのメジャースプーン 君に届け(I for you) 綾波レイ ぼくらのメジャースプーン 君に届け(I for you) 越前リョーマ ぼくらのメジャースプーン 君に届け(I for you) 秋瀬或 ぼくらのメジャースプーン
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【登録タグ 曖昧さ回避】 曖昧さ回避のためのページ フナコシPの曲中学生/フナコシP 亀次郎の曲中学生/亀次郎 曖昧さ回避について 曖昧さ回避は、同名のページが複数存在してしまう場合にのみ行います。同名のページは同時に存在できないため、当該名は「曖昧さ回避」という入口にして個々のページはページ名を少し変えて両立させることになります。 【既存のページ】は「ページ名の変更」で移動してください。曖昧さ回避を【既存のページ】に上書きするのはやめてください。「〇〇」という曲のページを「〇〇/作り手」等に移動する場合にコピペはしないでください。 曖昧さ回避作成時は「曖昧さ回避の追加の仕方」を参照してください。 曖昧さ回避依頼はこちら→修正依頼/曖昧さ回避追加依頼
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空を見上げる少女の瞳に映る世界(MUNT-ムント-) 『空を見上げる少女の瞳に映る世界』(そらをみあげるしょうじょのひとみにうつるせかい)とは2009年1月放映のテレビアニメ。制作は京都アニメーション。 【ストーリー】中学生の少女・ユメミには幼い頃から抱えている悩みがあった。 まだ小さかったユメミが無邪気に指さした遥か上空には、不思議な島々が浮かんでいた。しかし、友人たちは、誰一人としてそれを見ることができない。 そんなある日、突然、赤い髪をした少年がユメミの前に現われる。彼の名前はムント。ユメミが見ていた天上世界の一国、魔導国から来たと言う。 かつて、「天上界」と「地上界」のバランスは万能の力“アクト”の循環によって保たれていた。しかし、遠い昔、ある災いによって時空が閉じた事でその循環が断たれ天上界のアクトが枯渇、天上各国は消失の危機に瀕していた。 ユメミの不思議な力に最後の望みを託して迫る魔導国の王・ムント。異界の王の突然の来訪に戸惑うユメミ。二人は果たして世界の危機を救うことができるのか。 遥かなる時空を経て交わる二つの運命が今動き始める! [部分編集] 空を見上げる少女の瞳に映る世界(MUNT-ムント-) Youtubeアニメ動画プレイリスト 【このページをお気に入りに追加!】〔 Youtube 〕・〔 動画 〕・〔 アニメ 〕 【リンク切れ報告・要望・応援】 第1話 知ること 【Veoh】 【B9】 【Veoh検索】 【ぱらすて検索】 第2話 逃げること 【Veoh】 【B9】 【ぱらすて】 【Veoh検索】? 【ぱらすて検索】 第3話 立ち向かうこと 【veoh】 【ぱらすて】 【Veoh検索】 【ぱらすて検索】 【dailymotion検索】 第4話 求めること 【Veoh検索】 【ぱらすて検索】 【dailymotion検索】 第5話 迷うこと 【Veoh検索】 【ぱらすて検索】 【dailymotion検索】 第6話 信じること 【Veoh検索】 【ぱらすて検索】 【dailymotion検索】 第7話 許すこと 【Veoh検索】 【ぱらすて検索】 【dailymotion検索】 第8話 諦めないこと 【Veoh】 【ぱらすて】 【Veoh検索】 【ぱらすて検索】 【dailymotion検索】 第9話(最終回) 愛すること 【Veoh】 【Megavideo】 【ぱらすて】 【なんとか動画】 【Veoh検索】 【ぱらすて検索】 【dailymotion検索】 [部分編集] ↑上記3つのランキングサイトに参加しています。↑ お役に立てたら1日1票ずつの応援お願いします。m(__)m 空を見上げる少女の瞳に映る世界(MUNT-ムント-)のYoutube,Veoh,Dailymotion,Daum,Pandora等のアニメ無料動画紹介ページです。 タグ:Youtube,アニメ,ドラマ,動画,映画,wiki,無料,空を見上げる少女の瞳に映る世界(MUNT-ムント-) リンク切れ報告 リンク切れ報告はこちらから ※要望も可能です。 感想・コメント アニメ感想掲示板 リンク切れは上の報告よりしてください。 ここに書かれても受け付けれません。 名前 - - -
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434 名前:名無しさん@ピンキー[sage]:2007/01/18(木) 22 39 21 ID Fy4ZQhR/ 425氏じゃないけど、続きを書いてみた 「お前って本当に付き合い悪いよな」 バイト先の同僚がそんなコトを言った。 「彼女が待ってるんだよ、悪いな」 半分本当で半分嘘の言葉で返す。 外に出ると雪が降っていた。 「ただいま」 肩に積もった雪を振り払う。 「お帰りなさい」 妹はエプロン姿で俺を出迎えてくれた。 僕は小さな妹の体を抱きしめた。 「ん……」 キスを交わした後、少し妹の体が熱っぽいように感じた。 その事を継げると妹は「大丈夫だよ」と明るく返す。 テーブルに並んだ晩ご飯のおかずは少ない。 19の若造がどんなに頑張ったところで、誰の助けも借りず二人で生きていくには無理がある。 妹は本当なら中学校に通っている歳だ。楽しい生活、仲間……きっと人生で一番楽しい時代 そんな時代を父親と……僕が奪ってしまった。 「お兄ちゃん?どうしたの」 小学校の前で待っていた僕に学校帰りの妹は不思議そうな顔で訪ねた。 「お兄ちゃんな、彼女と別れてきたよ」 答えになってない答えを返して、妹を車に乗せた。 父親の車だ。妹には借りてきたと言ったが、実は無断で乗ってきたのだ。 免許自体は大学に受かった後、とっていた。 助手席に座る妹はどこか嬉しそうだった。 僕と一緒にドライブ出来るのが、あるいは僕が彼女と別れたから……だろうか。 「ねぇ、どこにいくの?」 「二人で行くんだよ」 また要領を得ない答えを返されて、妹は首を傾げていたが 僕はアクセルを踏んで車を走らせた。 元手はそれなりにあった。 高校時代、妹のコトを忘れたくて、部活とバイトばかりしてた。 何か買う目的があってしてた訳じゃないから、給料は貯金通帳に貯まっていく一方だった。 親からの仕送りも人並み以上にあったと思う。それもあまり使わなかった。 思えば、あれは僕が家に居ないコトへのご褒美だったのかも知れない。 僕が家に居れば父親――あの人が妹を抱くには色々と不都合だったろうし。 一旦、西に車を走らせた後、車を捨て電車や飛行機を乗り継いで北へ向かった。 その頃には妹に全部話してたし、妹は何も言わずに僕についてきた。 それがとても不安で、とても嬉しかった。 別にアテが合った訳じゃない。 ただ、僕たちが住んでいた街とは出来るだけ違う場所で暮らしたかった。 小さなアパートを借りて三日目の夜、妹と僕は体を重ねた。 この時の僕はやっぱり卑怯だった。 僕は二人で逃げている間、一度も妹を抱こうとしなかった。 このアパートに来て二日、一度も妹を抱こうとしなかった。 三日目に、僕の布団に潜り込んできた妹と、僕は済し崩しに情事に及んだ。 妹の小さな鎖骨に舌を這わせ、小さな膨らみに何度も吸い付いた。 あの人がそうしてたように、何度も、何度も、これは僕のものだと刻みつけたかった。 妹と僕は一つになった。その間、二人はただ喘いでいた。 言葉もなく、ただ行為を繰り返していた。 行為が終わって、妹はそっと小さな指で僕の頬を拭った。 僕は泣いていたらしい。 「――――」 妹は囁いた。 まだ小学生の子供が囁く言葉じゃなかった。 でも僕は自然と受け入れた。 もう後悔も逃げるのも止めよう。 僕は妹に向かって同じ言葉を囁いた。 「愛してる」と。 それから半年。 逃避行とか駆け落ちとか、そんなの現実になるとそんなに綺麗なモノじゃない。 妹が病気になっても満足に医者に診せられないし、学校にも通わせてやれない。 育ち盛りの妹に満足に食べさせてやることも出来ない。 (北国は失敗だったな……) 寒いのだ。もちろん暖はとってるが、その分生活費を圧迫している。 「ね……今日の御飯どうだった?」 二人でお風呂に入っていた時、妹がそんなことを聞いてきた。 「美味しかったよ。ホント、上手くなったよなぁ……ここに来たときはコレを毎日食べるのかと思うと……ん!?」 湯船の中で、昔のように僕の膝の上に乗る妹がキスをしてきた。 「……聞きたくないから」 「キスしてくれるのか?それならもっと色々言っちゃおうかな~」 「もう!」 妹が暴れようとするが、そこは体格の差があるので簡単に抱きすくめられてしまう。 「お兄ちゃん卑怯……んふぁ」 僕は妹の耳を甘噛みしながら、そっと囁いた。 「体、洗おうか」 「ん……えっち」 そう言いながら、妹は湯船から上がる。続いて僕も上がって、風呂場に座る。 僕の股の間にすっぽりと妹が収まると、僕はボディソープを泡立てて妹の体を丹念に洗い始めた。 「ん……んふぁ……」 最近では丸みを帯びてきた妹の乳房を丹念に揉みしだきながら、その頂点を人差し指と中指で挟んだ そのたびに、妹の甘い声が風呂場に響いた。 「お兄ちゃん……」 その言葉が僕を刺激する。血が繋がってないとはいえ、この行為が背徳のものであることに変わりはない。 それでもいい 「愛してるよ」 耳元で囁来ながら、僕の手は妹の秘所へと向かう。 「あぁ…んぁ…はぁ……」 短く、断続的な嬌声が僕の指が動く度に続いた。 「後ろも……洗うよ?」 「うん」 頬を高揚させた妹は羞恥に身を震わせながら、身体を僕に預けるように力を抜いた。 ボディソープに濡れた僕の指が、妹のお尻の窄まりへと沈んでいく。 最奥まで沈んだ後、ゆっくりと間接を曲げながら引き抜くと、妹の一際大きな声が響いた。 「隣に聞こえちゃうだろ?」 ここは値段相応でそれ程防音のいいアパートではない。 「いいよ……お兄ちゃんとのセックスなら……」 「馬鹿……」 「ねえ……お尻でして。そこはお兄ちゃんだけのモノだから……」 「馬鹿、そんなこと……言わなくていい」 妹の形のいい唇を奪いながら、僕は続けた。 「……お前の全部、僕のもんなんだから」 「…………うん」 その後、シャワーのホースで縛って1回、湯上がりにベランダで1回…… どうも妹はちょっとアブノーマルなセックスを好む……というよりは これは一度聞いて後悔したんだけど、「お兄ちゃんとしかしたこと無いコトがしたい」って理由だったから…… 「なぁ、身体大丈夫か?今日帰ってきた時、熱っぽかったし」 妹は身体が弱い。先天的なモノじゃない。 幼い身体で大人の性を受けたせいだ。未成熟な身体にそういうコトをすれば 長じてホルモンバランスが狂ったりして、病気がちになる 「大丈夫だよ」 「本当に?」 「……私が病気だったら、そんな私とエッチしたお兄ちゃんはヒドイ人だね」 む……それは仕方ないじゃないか。お前が可愛いのが悪い。 「でも、その割りには今日一度も中で出させてくれなかった」 「それは……だって……」 「だって?」 僕が問いつめると、妹は逡巡した挙げ句、僕の耳にその愛らしい顔を寄せて 「――――、出来ちゃったから」